自白の心理学
浜田寿美男著
-- 岩波書店 , 2001 , vi, 208p. -- (岩波新書 ; 新赤版 721)
ISBN : 新<9784004307211> , 旧<400430721X>
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身に覚えのない犯罪を自白する。
そんなことはありうるのだろうか?
しかもいったんなされた自白は、司法の場で限りない重みを持つ。
心理学の立場から冤罪事件に関わってきた著者が、甲山事件、仁保事件など、自白が大きな争点になった事件の取調べ過程を細かに分析し、「自分に不利なうそ」をつくに至る心のメカニズムを検証する。
序 自白と冤罪(冤罪は遠い世界の話ではない;冤罪のひろがり;解くべき謎)
第一章 なぜ不利なうそをつくのか(宇和島事件と自白;うそを引き寄せる磁場;うその自白はどこで破綻するのか;うその現象の諸相)
第二章 うそに落ちていく心理(甲山事件の出発点;自白へ向かって;うその自白へと落ちていく心理)
第三章 犯行ストーリーを展開していく心理(仁保事件;録音テープと事件;「犯人になる」心理)
第四章 自白調書を読み解く(袴田事件;自白調書を読む—(1)うそ分析(変遷分析);自白調書を読む—(2)「無知の暴露」の存在;自白調書を読む—(3)誘導分析)