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〈いのち〉とがん : 患者となって考えたこと
坂井律子著
-- 岩波書店, 2019.02 , 243p. -- (岩波新書 ; 新赤版 1759)
ISBN : 新<9784004317593> , 旧<4004317592>
 
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“絶体絶命”の状況を人はいかに生き得るのか.突然の膵臓がん宣告,生きるための治療選択,届かぬ患者の声,死の恐怖.患者となって初めて実感した〈いのち〉の問題を,赤裸々に真摯に哲学した「がん時代」,未来への提言.
はじめに

序 治療――突然がん患者になった私
 1 ジェットコースターの始まり
 2 「頭が真っ白」にはならず
 3 転院の決断
 4 主治医との出会い
 5 手術はゴールではない

Ⅰ 学ぶ――患者としての好奇心
 1 主治医によるインフォームドコンセント
 2 医療の進歩を実感する
 3 新薬と「勇敢な患者」
 4 「集学的治療」とアポロ

Ⅱ 直面――患者の声は届いているか
 1 抗がん剤への恐怖と感謝
 2 毒と副作用を引き受ける
 3 何を食べたらいいのか――食べることは生きること
 4 「転移」の中で思い出した三つの物語
 5 “隠喩としての病”にたじろがないために
 6 がん患者の「心を支える」仕組みとは
 7 「相談の場」と「治療の場」

Ⅲ いのち――ずっと考えてきたこと
 1 遺伝子検査を受けて突きつけられたこと
 2 爆走する検査技術
 〔コラム〕 命に序列をつけることへの誘惑
 3 いのちの尊さとは何だろうか

Ⅳ 今――生きてきたように闘病する
 1 再手術にチャレンジする
 2 最後の「異任地異動」
 3 死の受容の噓っぽさ

生きるための言葉を探して――あとがきにかえて


付 透き通ってゆく卵
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