ニーチェとその影
三島憲一 著
-- 講談社 , 1997 , 338p. -- (講談社学術文庫 ; 1295)
ISBN : 新<9784061592957> , 旧<4061592955>
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「私の物語るのは次の二世紀の歴史である。」
西欧的近代文明の根底からの批判者ニーチェは、自身の予言どおり没後一世紀となる現在も、偉大なる同時代者の輝きを失わない。
1970年代のフランス思想の近代批判においてニーチェの精神は甦り、一方ドイツのハーバーマスは「力への意志」は非合理性への転回だと激しく論難した。
後代の批判をも踏まえて、ニーチェを今どう読むべきかを第一人者が説く。
1 初期ニーチェの学問批評について?ニーチェと古典文献学
2 解釈、芸術、力への意志
3 ニーチェと哲学的人間学?あるいはニーチェ対哲学的人間学
4 自由と権力
5 教養主義批判から自然と芸術の回復へ?ニーチェとホルクハイマー=アドルノ
6 芸術による反抗の位置づけをめぐって?ニーチェとハーバーマス
7 市民文化への批判的視点?ネオ・マルクシズムと保守革命