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アスベスト禍
粟野仁雄著
-- 集英社, 2006.1 , 222p. -- (集英社新書 ; 0324B)
ISBN : 新<9784087203240> , 旧<4087203247>
 
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炸裂していた静かな爆弾。
アスベスト(石綿)が人体と環境に残した負の遺産は、今や労災、公害の枠にはおさまらない国民的災害といえる。
潜状期間が長い中皮腫、喫煙習慣の陰で見逃されていた可能性の高い肺がん。
被害者救済新法の制定はされても、これまで流された涙、失われた命は戻らない。
だが実はアスベストの危険性は七〇年代から指摘されていた。
八〇年代には徹底除去するチャンスもあったはず。
この数十年間企業と行政はいったい何をして、何をしてこなかったのか。
本書はその経緯を辿り、大いなる看過と怠慢の問題点を浮き彫りにする。
第1章 激動の二日間
第2章 魔法の鉱物の正体
第3章 狼狽と決断 職業病から公害へ
第4章 「公」に巣食うアスベスト
第5章 止まらぬ波紋
第6章 解体 廃棄 日常のアスベスト
第7章 時効 訴訟 少ない労災認定
第8章 遅れた規制 歪曲 怠慢 癒着
第9章 暗中模索 闘う人たち
第10章 見切り発車 アスベスト新法案、国会へ
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