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越境の時 一九六〇年代と在日
鈴木道彦著
-- 集英社, 2007.4, 253p. -- (集英社新書 ; 0387C)
ISBN : 新<9784087203875> , 旧<4087203875>
 
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『失われた時を求めて』の個人全訳で名高いフランス文学者は、一九六〇年代から七〇年代にかけて、在日の人権運動に深くコミットしていた。
二人の日本人女性を殺害した李珍宇が記した往復書簡集『罪と死と愛と』に衝撃を受け、在日論を試みた日々、ベトナム戦争の脱走兵・金東希の救援活動、そして、ライフル銃を持って旅館に立てこもり日本人による在日差別を告発した金嬉老との出会いと、八年半におよぶ裁判支援—。
本書は、日本人と在日朝鮮人の境界線を、他者への共感を手掛かりに踏み越えようとした記録であり、知られざる六〇年代像を浮き彫りにした歴史的証言でもある。
第1章 なぜ一九六〇年代か—アルジェリア戦争をめぐって(『アルジェの戦い』;民族の問題 ほか)
第2章 李珍宇と小松川事件(在日朝鮮人;小松川事件 ほか)
第3章 日韓条約とヴェトナム戦争(日韓条約;ヴェトナム戦争 ほか)
第4章 金嬉老事件(寸又峡篭城;「呼びかけ」 ほか)
第5章 金嬉老裁判(金嬉老を裁けるか;弁護団と公判対策委員会 ほか)
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