雇用改革の時代 : 働き方はどう変わるか
中央公論新社, 1999, x, 223p., (中公新書 ; 1508)
ISBN: 新<9784121015082>, 旧<4121015088>
内容
民間の職業紹介事業の原則禁止、派遣社員の働き方の制約など日本の労働市場には様々な規制がある。 しかし時間労働と賃金支払いが一体の時代に有効であったこれらの規制は、裁量労働制の拡大、パートタイマーや派遣社員の増加、それに伴う正規社員との摩擦など、激変する情勢に対応しきれなくなっている。 規制緩和は、今や企業側の都合だけでなく、多様な働き方を求める労働側からの要請でもある。 雇用流動化時代の労働行政を問う。
目次
第1章 雇用流動化への対応
第2章 雇用政策の基本的方向
第3章 働き方の規制改革
第4章 雇用契約の自由はなぜ認められないか
第5章 賃金・労働時間への規制はどこまで必要か
第6章 男女雇用機会の平等化の意味
第7章 非正規社員—保護されざる労働者
第8章 職業紹介の自由化と労働市場の安全弁