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誰のための金融再生か : 不良債権処理の非常識
山口義行著
-- 筑摩書房 , 2002 , 190p. -- (ちくま新書 ; 352)
ISBN : 新<9784480059529> , 旧<4480059520>
 
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「不良債権がビンの栓のようになっているから、これを取り除けば貸し渋りは解消される」—こんな言説が跋扈している。
しかし実際には、不良債権処理が進めば進むほど、自己資本比率が悪化するので、金融機関は貸し渋り・貸し剥がしをせざるを得ない。
さらに、ペイオフ凍結解除を錦の御旗に、金融庁が中小金融機関をいくつも破たんに追い込むなど、金融政策は迷走を続けるばかりだ。
バブルのツケを中小金融機関・中小企業に負わせるいまのやり方を変えさせる手立てはないのか。
金融迷走の実態を明らかにし、「金融アセスメント法」など、経済再生のための具体的手立てを提唱する。
プロローグ 静かな不況
第1章 本当に日本銀行が悪いのか—日銀批判で隠蔽される真実
第2章 不良債権処理はデフレ対策なのか—銀行貸出が増えない本当の理由
第3章 「不況の連鎖」つくる金融行政—ペイオフ解禁とマニュアル行政の愚
第4章 金融機関に対する新たな評価システム—「金融アセスメント法」とは何か
エピローグ 多元的な社会へ
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