生と権力の哲学
檜垣立哉著
-- 筑摩書房, 2006.5 , 252p. -- (ちくま新書 ; 598)
ISBN : 新<9784480063038> , 旧<448006303X>
関連書籍を探す
権力とはわれわれの外にあって、人々を押さえつけるようにだけ働くものではない。
それは、「見えない」かたちで動き、われわれを「殺す」よりも「生かす」ものとして働く不気味なシステムなのだ。
厳密な実証的研究を踏まえながら、権理論に新たな位相をひらいた知の巨人、フーコーの思想を中心に、その課題を現代的な場面で捉えなおすべく苦闘するドゥルーズ、アガンベン、ネグリらの問題意識とその論理を丁寧に読み解くことによって、グローバル化し、収容所化する現代世界の中で、「ポジティヴ」に戦い続ける希望を提示する。
第1章 不可視の権力—生政治学とは何か
第2章 「真理」の系譜学—フーコーの課題
第3章 「人間」のつくられ方—『狂気の歴史』から『監獄の誕生』へ
第4章 セクシュアリティーと生権力—『性の歴史第一巻』
第5章 「外」の力と「法」の逆説—ドゥルーズとアガンベン
第6章 帝国とマルチチュード—ネグリの挑戦