木造建築の宝庫といわれる法隆寺は国宝と重要文化財に48棟も指定されている。飛鳥時代の創建から昭和の大改修まで、1300年もの間、法隆寺の建物をつくり、支えてきた工匠は数え切れないほどたくさんいた。昭和の大改修は昭和9年から29年まで20年以上をかけて行われ、この大改修に棟梁として参加した西岡常一は、各時代の先人たちの心をこめた技の手形、仕事ぶりを手に取り、それらを体得できたという。『法隆寺を支えた木』は昭和の最後の宮大工といわれ、長年法隆寺の修復にたずさわってきた西岡常一が法隆寺の改修のこと、そして木の魅力について語りつくしたもの。『斑鳩の匠宮大工三代』も法隆寺金堂の解体修理、法輪寺三重塔の再建、薬師寺金堂の復興、建築用材と工具、宮大工の後継者たちなどについて、西岡常一が受け継いできた世界を語った貴重な書。『「法隆寺日記」をひらく:廃仏毀釈から100年』は廃仏毀釈の嵐のなかで荒廃していった法隆寺の復興に全力を傾けた寺内外の人びとの姿を、克明に記された「法隆寺日記」のなかにたどる。
『聖徳太子 : 再建法隆寺の謎』は、法隆寺の再建・非再建をめぐって謎とされてきた諸問題を、文献批判と美術史家の立場から物のかたちを通して克明に論証し、あわせて聖徳太子の釈迦信仰の姿をさぐる。
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