男が弱くなった、元気がなくなったと言われている。男たちにいったい何が起こっているのか。『さみしい男』は、さみしい男、働きたくない男、家庭に居場所がない男、コミュニケーションできない男、恋愛しない男を対象に、こうした状況、性質から抜け出す道をさぐり、男たちの生きる指針を提示する。『「男」という不安』は少年犯罪、ひきこもり、ストーカー、中高年自殺などの社会問題に直面している現代日本の男たちに、「男の値打ち」「男の生き方」の再考を促がす論考。『こういう男になりたい』は失業不安にさらされ、元気な女たちからはやりこめられ、子どもに遠慮し、どこにも居場所がない男たちに、ふつうの男はどう生きるか、男として生きることの意味を問い直す。
『もてない男』は「もてない男」の視点から、文学作品や漫画の言説を手がかりに、童貞喪失、嫉妬、強姦、夫婦のあり方に至るまでをみつめなおすユニークな恋愛論。『中年男に恋はできるか』は、いい年をしながら枯れることのできない中高年のエロスの問題を中年男の切実さを踏まえながら縦横に語る中年男エロス論。『DV(ドメスティック・バイオレンス)』と『なぜ男は暴力をふるうのか』は、男の暴力がテーマ。なぜ男たちはDVに走るのか、職業、年齢、生い立ちや加害者たちに何らかの共通点はあるのか、男たちに暴力を止めさせる手立てはあるのか、といった問題を通して、男の心の奥にひそむ暴力について考える。
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