健康志向で生活習慣病や成人病について関心が高まる一方で、医療に対する信頼は地に落ちている。現在の医療の実態、問題点、適切な医療との付き合い方とはいかなるものなのか。
『医の現在』は医学と医療の現在の状況を報告しつつ、臓器移植、生殖医療、地域医療、医療倫理の確立など、医療が取り組むべき課題を考える。
日本の医療体制や医療者の倫理については批判が多い。『素顔の医者:曲がり角の医療を考える』は、医者が権威主義であったり、患者が増え続ける理由を、医師養成システムを検討することで解明し、現代医療の構造的問題を指摘する。『日本の医療を問いなおす:医師からの提言』は、人手不足と赤字経営に悩む公立病院の医師が、医療行政を批判。『日本の医療に未来はあるか:間違いだらけの医療制度改革』も、現場医師による医療制度批判。
医療の高度化専門化が進んだ現在、同じ病気にも治療法は複数あるのが一般的で、患者は自ら治療に積極的に関わることが求められる。ぼやぼやしていると、医療に殺される危険性すらある。
『新治る医療、殺される医療:医者からの警告』は、なぜ医者は手術をやりたがるのか、大病院なら安全なのか、医者選び病院選びのポイントは--など、医療の現実を語りつつ、よりよい医療を受ける方法を解説。『自分を守る患者学:なぜいま「統合医療」なのか』は、先端医療に携わってきた医師が、患者中心の医療を実現させるため、伝統医学や代替医療と近代医療を融合させた総合医療の発想を解説。
先端医療の出現によって新しい倫理の問題が突きつけられている。『医療の倫理』は、インフォームド・コンセント、脳死と臓器移植、生体肝移植、終末医療と尊厳死、体外受精…など、新たな問題について、患者中心の医療の観点から、考える。
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