自覚的には無宗教であり、他者からは多神教と見える日本人。日本人は宗教とどのように関わってきたのだろうか。
『日本人の神はどこにいるか』はイスラム教やキリスト教、仏教などの世界宗教の実態を探りながら、すべての神を取りこんで、矛盾なく共存させてしまう特異な日本人の神概念を考える。
『日本の神々』『日本多神教の風土』『日本人の信仰 : 民族の<三つ子の魂>』は、日本民族の宗教の原風景を描き出す。
『日本の神々』は祖霊、妖怪を信じ、創世神話を発達させていった日本民族の祖先が、風も樹も山もすべて「可畏きもの」をカミと考え、人智の及ばぬ自然を畏怖の対象とした姿を、『日本多神教の風土』は、日本人の信仰を形づくってきた「アニミズム的生命世界」を、『日本人の信仰』は、日本人の宗教心の鍵を「古事記」の神観念に探り、その変容を法然、親鸞、道元などの思想を辿って検証する。
『神仏習合』は日本宗教の一つの転換点だった事体を検証、『日本人はなぜ無宗教なのか』は、神仏とともに生きた長い伝統がありながら、無宗教を標榜する理由を日本近代化の過程に探る。
『宗教の力:日本人の心はどこへ行くのか』は、日本を代表する宗教学者が、無常観、霊魂信仰の問題から、臓器移植、宇宙時代の死生観までを語った講演集。
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