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サッカー
日本のサッカー、ワールドカップ、サッカーの技術、その歴史的・文化的背景。このほか日韓やブラジルのサッカーなどについて解説。
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読書ガイド
 ワールドカップの日韓での開催で日本のサッカーもいよいよ国際的になってきた。サッカーに関する解説、評論もこの間様々な角度から登場している。野球に比べれば、ルールは簡潔であるが、それでもオフサイドといったやや複雑なルールもある。
 こうしたルール(17条)についての解説からサッカーの戦術、ゲームを見るポイントといった基本的な知識をはじめ、サッカーの歴史やワールドカップ、日本のサッカー、世界のサッカーの動向などをバランスよく初心者向けに扱っているのが、『新・サッカーへの招待』(大住良之著、岩波新書)だ。
『少年サッカーからW杯まで : 目からウロコのサッカー論』(泉優二著、文春新書)は、そのタイトル通り、サッカーというスポーツの特徴を少年サッカーの指導やあり方を通してまず解説。
 著者は少年サッカークラブの設立経験もあり、指導を通して少年サッカーの問題点なども指摘する。現場での指導者だけに、フォーメーションや戦術について、具体的にわかりやすく説いている。サッカーを実際楽しんでいる人に向いているだろう。
 一方、『サッカーの物語:一個のボールにも熱いドラマがある』(田中孝一著、ベスト新書)は、日本のサッカーを作り上げ、盛り上げてきた歴史上のポイントを「物語」として記述。天皇杯についての「国立競技場物語」をはじめ、「日本最古のクラブチーム 東京蹴球団」「幻の強豪校 東京朝鮮高校」「名門・古川電工物語」「三菱ダイヤモンドサッカーの功績」「メキシコ五輪予選リーグ・炎の韓国戦」「アシックスの足跡と未来」など興味深いテーマが扱われている。
『進化する日本サッカー』(忠鉢信一著、集英社新書)は、日本ユース代表の経験がある新聞記者による日本のサッカーの強化の歴史をたどった書である。いまでこそ国際レベルに達したといえる日本サッカーもかつては貧弱だった。それをここまで強化してきたトレーニングセンター制度などを追った。
 サッカーというスポーツを科学的にとらえて解説するユニークな本が『サッカーファンタジスタの科学』(浅井武監修、光文社新書)。著者は、スポーツバイオメカニクスやスポーツ工学を専門とする工学博士。キック力のメカニズム、ボールの変化のさせ方、いいヘディングの原理など、サッカーの基本となるプレー、動きについて一流選手の例を挙げるなどして解説する。また、サッカースパイクの機能にも触れる。
 ワールドカップに焦点をあてているのが、『ワールドカップの世界地図』(大住良之著、PHP新書)と『ワールドカップの国際政治学』(松岡完著、朝日選書)。前者は、各大会のエピソード、名勝負や名場面、戦術やルールの変化、日本の歴史などをまとめている。後者は、第1回から第14回大会までのワールドカップを振り返り、世界のサッカーをとりまく政治、文化的な背景に切り込んでいる。
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