『詩が生まれるとき』と『詩のこころを読む』はいずれも、ヨーロッパや日本の代表的な詩人の作品に即しながら、詩のもつ魅力と魔力を語り、実作者としての体験も踏まえつつ、詩を読む愉しさ、詩を書く悦びの世界へと読者を誘う。
『連詩の愉しみ』では、閉塞、沈滞する現代詩の世界を活性化するために、著者は連歌・連句に触発されて、共同制作という日本詩歌の伝統を新しい形にした「連詩」に活路を求める。谷川俊太郎、茨木のり子や海外の詩人らと20年以上重ねてきた刺激的な連詩の実験を語る。『詩への架橋』は詩人大岡信が詩作を始めたころからを振りかえり、古今東西の有名な詩や詩人に思いをめぐらせる。若山牧水、釈迢空、窪田空穂、エリオット、万葉集、新古今集、ランボーなどを読み、現実とは裏腹な自分の夢の橋を詩に架けようと試みたエッセイ。『詩とは何か』は過去から現在までの、自由詩、前衛詩、プロレタリア詩、戦後詩など詩史を検証し、歴史というアンテナを通して現代詩を理解しようとする実験。『アメリカ・インディアンの口承詩』は、動植物や人間の尊厳を知るものだけがもつ深いやさしさにみちたアメリカ・インディアンの口承詩の世界。
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