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政友会と民政党 : 戦前の二大政党制に何を学ぶか

井上寿一著

中央公論社, 2012.11, 260p., (中公新書 ; 2192)

ISBN: 新<9784121021922>, 旧<4121021924>

内容

待望の二大政党時代が到来したのにメリットが実感できない。そうした幻滅の声がしばしば聞かれる。だが歴史を振り返ると、二大政党が交互に政権を担うシステムは戦前にも模索されている。大正末年の第二次加藤高明内閣発足から五.一五事件による犬養毅内閣崩壊までである。政友会と民政党の二大政党制が七年足らずで終焉を迎えたのはなぜか。その成立・展開・崩壊の軌跡をたどり、日本で二大政党制が機能する条件を探る。

目次

1 政友会―保守政党から包括政党へ;

2 民政党―新党の理念と政策;

3 二大政党制の展開;

4 二大政党制下の政策争点;

5 危機のなかの二大政党制;

6 新しい政党政治システムの模索;

7 二大政党の解党とその後

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