片山恒雄著
文藝春秋, 2002, 205p., (文春新書 ; 280)
ISBN: 新<9784166602803>, 旧<4166602802>
日本の都市は水道・都市ガス技術は世界一流だが、停電が続けば配水池が空になり、ガス管は軒先の地下に埋められていて危険きわまりない。 本書はやがて東京を襲う大地震の状況を想定し、阪神・淡路大震災などの被害例に学びつつ対応策を明快に示す。 首相官邸の危機管理機能や病院の救急医療体制、電気・ガス・水道などのライフラインをめぐる対策や本造家屋の耐震補強、地震保険の仕組みから企業の防災システムなど、あらゆるポイントを網羅して、緊急時の心得を平易に説いた本書は、東京や首都圏、全国の都市に住む人には不可欠な都市防災の教科書である。
第1章 地震による都市災害
第2章 阪神・淡路大震災は何を教えたか
第3章 東京の震災想定
第4章 都市とライフライン
第5章 地震が起きる前に
第6章 地震が起きてしまったら
第7章 これからの都市防災