関陽子著
洋泉社, 2001, 206p., (新書y ; 048)
ISBN: 新<9784896915914>, 旧<4896915917>
いま女性たちの間で「国際結婚」がステイタス!? 優しく素敵なパートナー、夢の海外生活、新しい人生のステージ…。 だが、一部の外国人男性に“日本のオンナ”がカモと目されていること、いったん破綻すれば想像を絶する現実に直面する可能性は、誰も語らない。 身ぐるみ騙し取られる。 路頭に迷う。 国外追放や子どもを失うことも。 なぜそんなに無防備で幼いのか? 法律や社会ルールに無知なのか? 国際結婚が危ないのではない、危機に気づかない精神構造があやういのだ。 そのダークサイドを、自らも国際結婚している著者が綿密な取材で描き出す。 国際社会の中の日本人の危険なナイーブさを警告する、緊急リポート。
1 男の軽蔑、女の憧れ—国際結婚への“偏見”
2 「日本の女のコは簡単さ」—日本は白人ルーザーの天国?
3 夫はドラッグの売人だった—国際離婚(ケース1)
4 日本女性はなぜ騙されるのか—「ナイーブ」の落し穴
5 奪われた子どもたち—国際離婚(ケース2)
6 ブランド化した国際結婚—斡旋ビジネスから女性誌まで
7 イスラム圏の夫と国際誘拐—国際離婚(ケース3)
8 勝ち組・負け組・幸せ組—コップのなかの濁った戦争
9 異文化社会の正しい歩き方—トラブル回避のために知っておくべきルール
10 「彼が日本人でも結婚するか?」—Think twice(and more)