青柳いづみこ著
岩波書店, 2023.7, 232p., (岩波新書 ; 新赤版 1982)
ISBN: 9784004319825
今日のコンクールのように、19世紀後半、芸術家たちはサロンから世へ出て行った。そしてサロンは、音楽と文学、絵画などジャンルを超えた若い芸術家たちが才能を響かせ合い新しい芸術を創造する舞台でもあった。ショパン、フォーレ、ドビュッシー、サティ、コクトー……。パリを舞台に若い芸術家たちの交流を描く。
はじめに サロンという登竜門
Ⅰ 団扇と婦人
Ⅱ シャルル・クロ
Ⅲ ニコレ街一四番地
Ⅳ ポーリーヌ・ヴィアルド
Ⅴ ガブリエル・フォーレとサロン
Ⅵ ドビュッシーとサロン
Ⅶ サン=マルソー夫人
Ⅷ オギュスタ・オルメスとジュディット・ゴーティエ
Ⅸ ポリニャック大公妃
Ⅹ グレフュール伯爵夫人
ⅩⅠ ルメール夫人とプルースト
ⅩⅡ 六人組誕生
ⅩⅢ ジャーヌ・バトリ
ⅩⅣ 旧時代と新時代のメセナココ・シャネルとミシア・セール
ⅩⅤ ヴァランティーヌ・グロス
ⅩⅥ サティとマン・レイとダダイスム
あとがき
主要人名索引