系外惑星と太陽系

井田 茂著

岩波書店, 2017.2, 200p., (岩波新書 ; 新赤版 1648)

ISBN: 新<9784004316480>, 旧<4004316480>

所属テーマ
内容

天文学の革命的な進展により、いまや太陽系外に数千個もの惑星が発見されている。想像を超えた異形の星たち。ホット・ジュピター、エキセントリック・ジュピター、スーパーアース。その姿は、太陽系とは何か、地球とは何かという根本的な問いへとわれわれを誘う。「天空の科学」が明らかにする別世界の旅へ。

目次

第1章 銀河系に惑星は充満している(惑星系は普遍的な存在である

系外惑星をどうやって見つけるのか

系外惑星の姿)

第2章 太陽系の形成は必然だったか(美しい古典的標準モデル

円盤から始まった

寡占成長モデルの成功と微惑星形成問題

巨大衝突モデルの成功と暗雲

木星型・海王星型惑星の形成問題)

第3章 系外惑星系はなぜ多様な姿をしているのか(異形の巨大ガス惑星のできかた

スーパーアースが示すもの

太陽系をふり返る)

第4章 地球とは何か?(地球の構成物質

地球は「水の惑星」ではない

地球の内部構造

地球の表層環境)

第5章 系外ハビタブル惑星(難しい「ハビタブル条件」

地球たち

巨大ガス惑星の衛星たち

赤い太陽の異界ハビタブル惑星)

終章 惑星から見た、銀河から生命へ

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