イタリア現代史 : 第二次世界大戦からベルルスコーニ後まで

伊藤 武著

中央公論社, 2016.01, 305p., (中公新書 ; 2356)

ISBN: 新<9784121023568>, 旧<4121023560>

内容

19世紀半ばに建国したイタリア王国は、ファシズムの台頭と第2次世界大戦の敗戦を経て、1946年に共和国へと生まれ変わる。デ・ガスペリらが主導する戦後復興を経て、50年代に高度経済成長を実現したものの、その後の歩みは平坦ではなかった。モーロ元首相の誘拐・暗殺事件に代表される左右のテロや横行する汚職、そして繰り返される改革の試みと挫折…。70年の戦後の歴史をたどり、この国の相貌を描き出す。

目次

序章 近代国家としての歩み 1861~1943

第1章 レジスタンスと共和制の誕生 1943~47

第2章 戦後再建とデ・ガスペリ時代 1947~53

第3章 高度成長と新たな政治路線の模索 1954~67

第4章 社会運動の高揚とテロリズムの横行 1968~78

第5章 戦後政治の安定と硬直化 1979~88

第6章 第一共和制の危機と終焉 1988~93

第7章 第二共和制の離陸と定着 1994~2001

第8章 ベルルスコーニ時代のイタリア 2001~11

第9章 共和国の現在 2011~

終章 二一世紀イタリアの課題

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