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害虫の誕生 : 虫からみた日本史
瀬戸口明久著
-- 筑摩書房, 2009.7, 217p. -- (ちくま新書 ; 793)
ISBN : 新<9784480064943> , 旧<448006494X>
 
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江戸時代、虫は自然発生するものだと考えられていた。
そのため害虫による農業への被害はたたりとされ、それを防ぐ方法は田圃にお札を立てるという神頼みだけだった。
当時はまだ、いわゆる"害虫"は存在していなかったのだ。
しかし、明治、大正、昭和と近代化の過程で、"害虫"は次第に人々の手による排除の対象となっていく。
日本において"害虫"がいかにして誕生したかを、科学と社会の両面から考察し、人間と自然の関係を問いなおす手がかりとなる一冊。
第1章 近世日本における「虫」(日本における農業の成立;江戸時代人と「蝗」;虫たちをめぐる自然観)
第2章 明治日本と"害虫"(害虫とたたかう学問;明治政府と応用昆虫学;農民VS明治政府;名和靖と「昆虫思想」)
第3章 病気—植民地統治と近代都市の形成(病気をもたらす虫;植民地統治とマラリア;都市衛生とハエ)
第4章 戦争—「敵」を科学で撃ち倒す(第一次世界大戦と害虫防除;毒ガスと殺虫剤;マラリアとの戦い)
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