小山 堅著
朝日新聞出版, 2022.8, 320p., (朝日新書 : 875)
ISBN: 9784022951830
ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、世界中に電力危機が広まっている。エネルギー経済研究の第一人者が、複雑な対立や利害を内包するエネルギー問題を地政学の切り口で論じ、日本が安全保障上のリスクにどう対峙するかを提言する。加えて、原発再稼働、脱炭素などの政策と戦略についても考察する。
序章 国際エネルギー情勢と地政学
第1章 2021年以降のエネルギー価格高騰―不安定化する国際エネルギー市場
第2章 ウクライナ危機のインパクトと地政学
第3章 重要さ増すエネルギー安全保障
第4章 ウクライナ危機と脱炭素化―その影響と課題
第5章 国際エネルギー秩序の現状と課題
第6章 国際エネルギー情勢を左右する地政学―主要国の相互関係
第7章 エネルギー地政学を左右する主要国―各国の地域情勢と重要性
第8章 日本の課題と対応戦略