国家間の紛争や環境問題の深刻化によって、エネルギー・資源・食料などの安定供給が揺らいでいる。多くを輸入に頼る日本が抱えるリスク、外交・経済的手段による国家と国民の安全確保について。
アジア諸国の軍拡、沖縄の米軍基地などの諸問題を冷戦後の視点から考察。安全保障の基本と現状。市民の安全と国土防衛に関する素朴な疑問の検証。集団的自衛権の検証と憲法にこめられた平和思想、戦後日米関係の考察など。
日本漁業再生への提言。マグロをめぐる日本とオーストラリア、ニュージーランドとの国際裁判や資源問題としてのマグロ漁の現状。日本民族の漁業文化。琵琶湖の漁師が直面する問題と漁業の楽しさなど。
1979年の国交樹立以来、対立と協調への模索を繰り返してきたアメリカと中華人民共和国。外交、経済、イデオロギーにおける対立、アメリカの対中政策、技術覇権、宇宙安保、チベット問題や中国の人権問題などについて。
軍事、エネルギー、食糧、自然災害、気候変動、世界金融危機など、巨大化・複雑化するリスクをどう捉え、向きあうか。リスクを見極める技術、リスクと心理学、リスクコミュニケーションの必要性など。
つねに私たちの身近にある「水」という存在を通して環境について考えるほか、水と都市の関係、水そのものを科学的に見直す。
石油をめぐって国際情勢が大きく動く時代を再び迎え、日本はどのように対応すべきなのか。石油危機の虚像と実像。自動車メーカーが生き残りをかける次世代車の衝撃。
冷戦後、対立軸が不透明になった世界政治。アメリカの覇権主義とパワーポリティクス、絶え間ない地域紛争、人権と環境、宗教対立、グローバリズムの功罪など、国際政治の現状と課題を考察する。
国交回復以来、親愛と憎悪の間を大きく揺れ動いてきた日本と中国の関係を歴史の遠近法で検証。日中国交樹立の過程を回顧し、贖罪外交を続ける日本政府・外務省の姿勢を問い直す。中国の現代の再検証。
環境問題の本質をさぐり、環境問題の現場から実態を報告し、その解決策を考える。