テーマで探す新書ガイド 新書マップ BOOK MAP web magazine [ 風 KAZE ]
>>新書マップ検索画面へ戻る
テーマ Theme
テーマ Theme
キャリアプラン
将来の方向性を考えるキャリア・デザインの方法。幸福を勝ち取るためのお金と時間の使い方。社会人大学が増加する背景とその実態。長年の経験で培った技術や能力、趣味や特技を再構築し、第二の仕事へと結実させるノウハウなどについて。
関連書籍を探す
読書ガイド
 仕事人生を納得して送るためには、その時々の状況に流されるだけではなく、主体的にキャリアを選び取ることが必要である。ただし、人生の節目でキャリアをじっくり考えてデザインすることの大切さとともに、節目と節目の間は流れに身を任せ、「よき偶然」との出会いを大事にすることだと『働くひとのためのキャリア・デザイン』(金井壽宏著 PHP新書)の著者は説く。
 本書はキャリア、リーダーシップなど経営における人間の問題を研究テーマとする学者によって、キャリア研究や発達心理学の概念に基づいて執筆されている。かといって現実と乖離した論が展開されることはなく、企業、産業、職能専門分野の枠を超えて働く「バウンダリーレス・キャリア」への流れなどのキャリア観や環境の変化を踏まえながら、自分らしく働き成長していくためのヒントや具体的な考え方を紹介している。
 変化の犠牲者ではなく変革のデザイナーとしての意識を持て、という主張は新入社員からミドルまで、キャリア・デザインを模索する人すべてに参考になるだろう。
 人が職業的なステップアップを志すとき、まず目が向くのは各種の資格である。「資格を取ったからといって、直接仕事に役立つわけではない」という根強い否定論がありながらも、現実に資格取得を目指す人々は増加している。それは一体なぜなのか、資格を取ることが彼らにとってどのような意味があるのか、という視点から書かれた本が『資格の経済学』(今野浩一郎 下田健人著 中公新書)。
 資格取得は企業内においては人材育成策の一環として大きな意味を持ち、転職市場においては過去の経歴に次いで職業能力を測る副次的指標とされるようになっている。その背景にあるものは、旧来型の日本的人事制度の変化である。担当業務とは関係なく、将来性を含めた能力で評価を行う職能資格制度ではもはや経営が成立しなくなった現在、「具体的にどのような仕事ができるのか」という指標が必要になる。また一方で、ホワイトカラーに専門的能力が要求されるようになった結果、資格の重要性が増しているのだという。
 資格と同様の流れで注目が集まるようになっている存在が社会人大学院である。『社会人大学院で何を学ぶか』(山田礼子著 岩波アクティブ新書)は少子化による18歳人口の減少という死活問題に直面する大学側のニーズもあって増加するこの教育機関の実態と背景、将来像について書かれた一冊だ。
 しかし、本書で紹介された調査によれば社会人大学院の修了は、必ずしも企業内での昇進を約束するものではない。つまり、欧米のMBAのようにプロフェッショナル学位とは認知されていないし、その実態も学校によってさまざまであるという。ならば、高い学費と貴重な時間を投資してでも入学する意義のある大学院はどれだけあるのか。
『30代からのお金と時間の自己投資学』(和田秀樹著 PHPエル新書)はそうした投資とリターンという視点から人生を考え、「少なくとも自分に注ぎ込んだお金以上のものが稼げる立場になった」と自負する著者による指南本。
『退職後の仕事をどうするか』(金井誠之著 KAWADE夢新書)は長年の経験で培われた自分の実力を再構築し、それを第二の仕事へと結実させるノウハウを紹介している。
ウインドウを閉じる
<< PAGE TOP