テーマで探す新書ガイド 新書マップ BOOK MAP web magazine [ 風 KAZE ]
>>新書マップ検索画面へ戻る
テーマ Theme
テーマ Theme
アジアの政治・民主化
第2次世界大戦後独立し、開発優先の権威主義的独裁体制から民主化への道に向かい始めているアジアの国々の政治を概観し、その歴史、抱える問題、課題など、アジア政治について考える。
関連書籍を探す
読書ガイド
 80年代以降、フィリピンの黄色い革命、韓国軍事政権の崩壊と民主化、台湾での一党独裁の終焉と政権交代など、アジア各国で民主化の潮流が渦巻いている。アジアの多くの国々は、第2次世界大戦後に独立し、開発優先の権威主義的独裁体制の下で経済発展を遂げたものの、国内に様々な矛盾を抱え、民主化への道を模索し始めている。そうしたアジア諸国の政治を概観し、その歴史と社会が抱える問題と課題などを考える。
『韓国民主化への道』(池明観著、岩波新書)は、日本の植民地支配からの解放、朝鮮戦争・南北分断、軍事独裁から民主化への道へと至る韓国の戦後史を、情感溢れる詩や多くの資料を織り込んで記述している。史実を淡々と描くばかりでなく、苦難の日々を乗り越える原動力となった、朱子学の伝統や大国への抵抗の風土など、韓国社会の土壌を念頭置いて叙述されている。
『インドネシア繚乱』(加納啓良著、文春新書)はスカルノ革命と独立、スハルトによる開発独裁、スハルト政権の崩壊…と続くインドネシア戦後史の「なぜ」に答える。反乱、汚職と腐敗、通貨危機など、インドネシアが抱える問題を詳細にたどり、課題を提示する。
『タイ : 開発と民主主義』(末廣昭著、岩波新書)は、欧米による植民地化を免れ、戦後は王政を堅持しつつ「開発」と「民主主義」という相反する二つの目標を同時に希求し「タイ式民主主義」を育んできたタイの戦後史を、サリット政権に始まる開発体制と軍による政治支配の変容を跡付けながら解説する。タイ式民主主義とは<国王を元首とする政治体制の護持><議会に優越する政治指導者の容認><政治指導者による国民的利益の追求と社会的公正の実現>と特徴付けられている。
『ラオス : インドシナ緩衝国家の肖像』(青山利勝著、中公新書)は、仏米の植民地支配を経験し、戦後はインドシナ戦争に巻き込まれ社会主義国家となったラオスの姿を描く。社会主義国体制下でも、王族を追放せず、宗教に寛容であるなど、穏やかな伝統を維持し続け、さらには鎖国政策によって激動の中を静かに生き延びてきた「緩衝国家」の素顔。
『ビルマ : 「発展」のなかの人びと』(田辺寿夫著、岩波新書)は、開発優先の軍事政権と、民主化を目指すアウンサンスーチーたちの勢力が緊張関係にあるビルマ(ミャンマー)の政治、経済、社会の現状を、人びとの肉声を通じて紹介。『ベトナムの現在』(古田元夫著、講談社現代新書)は、高度成長を続けるベトナムの実像を、ドイモイ(刷新)政策を詳細に検証することを通し、報告する。
ウインドウを閉じる
<< PAGE TOP