早慶MARCH : 大学ブランド大激変

小林哲夫著

朝日新聞出版, 2016.07, 343p., (朝日新書 ; 573)

ISBN: 新<9784022736734>, 旧<4022736739>

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内容

早慶とMARCHの「ブランド力」は親世代とは一変した! ※MARCH=明治・青学・立教・中央・法政の頭文字を合わせた造語 各大学の難易度・就職力・校風・研究力・学生気質など、 変遷を様々なデータを駆使して解説。 「ナマ」の情報がわかる、志望校選びに最適の一冊。

目次

第1章 早慶MARCHの最新情報

●入試(志願者、受験倍率)

・文学部の復活で早稲田が志願者増

・法政大が初めて10万人を突破

・明治大は女子学生獲得に力を入れる

・「戦争犯罪に関するあなた自身の見解を述べなさい」――慶応法のAO入試

・商業学科等対象公募推薦入試、自治体推薦入試

●学費(初年度納付金)

●入試難易度

・早慶に続いてMARCHが混戦

●就職実績

・法学部は公務員、経済学部は銀行という傾向

・新設学部の就職先は情報、通信系が多い

第2章 早慶MARCHの教育、研究、施設を検証する

●学部、学科構成

・農学部の明示、観光学部の立教

・地球社会共生、キャリアデザインのとは何か

●教育の特徴、教育環境

・「明治大学講座」「立教科目群」などで個性を打ち出す

・法政大グローバル教養学部は1学年70人

・女子学生増加で留年、退学が減少

●入学者

・現役VS.浪人――「何が何でも早稲田」は減少

・出身地域別――地方出身者の減少

●ロケーション

・青山学院大は都心回帰で志願者増

・早稲田大の所沢、慶応義塾大の藤沢は都心から1時間以上

・文系、理系が4年間一緒の立教大

・2022年に中央大法学部は後楽園に移転

●研究水準

・世界大学ランキングに早慶が挑戦

・「ネイチャー」で青山学院大が健闘

・論文、研究費――立教大が研究費採択率で上位

●グローバル化

・早慶が相次いで国際学生寮を新設

・教育目標にTOEICのスコア

・本家、ディズニーワールドで学ぶ

・国際ボランティアで視野を広げる

●理工系学部

・数学が社会にどのように役立つかを知る

・銀行、保険会社へ就職し金融商品を開発

・国家公務員理工系区分=技官への道

●学生支援、福利厚生

・図書館――学習室の充実

・福利厚生――トレーニングルーム、セミナーハウス

●学生食堂

・100円朝食で学生の健康を維持

・地上17階で東京を一望しならランチを楽しむ

・中央大は3000席が用意され1日1万人以上が来店

第3章 早慶MARCHの学生の生態学

●早慶MARCHの学生気質

・早稲田は貧乏、慶応は金持ちって本当?

・学部によってカラーが違う早稲田、老成した雰囲気の慶応

・親しみやすい明治大、ドライな青学、協調性のある立教

・無難で手堅い中央、新学部が校風を変えている法政

・小学校から附属という世界

●女子学生のおしゃれ度

・青学の強みは附属、ミッション系、ロケーション

・全国区の中央大からカリスマモデル誕生

・読者モデル数のトップが早稲田なのは国際教養学部のおかげ?

●スポーツが強い

・大学選手権優勝が多いのは早稲田大、法政大

・慶応は附属校出身からアスリートが輩出

・立教は推薦入学復活で大学スポーツ復権を狙う

・勧誘に熱心な中央大

・法政大はスポーツ推薦入試が充実

第4章 早慶MARCHの教員の群像

●学術費、文化賞を受賞した俊才たち

・慶応の小熊英二さんの四つ受賞

・法政ひと筋の田中優子総長

●ベストセラー作家、タレント教授

・早稲田大の芥川賞作家教授

・青山学院大は税法の泰斗・三木義一さんが学長に就任

・法政大には小説家が揃う

第5章 早慶MARCHの卒業後の進路

●早慶MARCH、大学別の取り組み

・早稲田――学生キャリア・アドバイザーとして後輩を支援

・慶応義塾大――全般ゼミナール委員会が業界研究会を開催、4000人以上が参加

・明治大――「就職の明治」は今も健在

・青山学院大――職場見学、社員との懇談で仕事への理解を深める

・中央大――地方で働くためのU・Iターンガイダンス

・法政大――実戦さながらの模擬面接で厳しいやりとりを繰り返す

●進路1――公務員――

・早稲田大出身官僚が増えている

・中央大、明治大、法政大は公務員希望学生を応援

・警察官、消防官に強い法政大

●進路2――司法試験、公認会計士試験――

・中央大は都心回帰で復権を狙う

・慶応義塾大は企業法務に強い弁護士を養成

・公認会計士試験で火花を散らす中央大、明治大

●進路3――業種別、人気企業別――

・慶応義塾大法学部と総合政策学部の違いは?

・法政大自主マスコミ講座からアナウンサーへ

第6章 早慶MARCHの出身者の活躍を知る

●政治家――慶応2世3世議員の面々――

・雄弁会はぱっとしない

・法政は地方議員出身で経験豊富

●社会編――女性社長で青学、立教が健闘――

・北海道、東北、北陸、甲信越の企業の社長は早明中法に多い

・一族経営企業の社長は慶応義塾大出身

・野村證券、小学館、産経新聞、社長には中央大出身

●文化編――校風が出る作家、タレント――

1.早稲田

2.慶応義塾大

3.明治大

4.青山学院大

5.立教大

6.中央大

7.法政大

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