庭と日本人
新潮社, 2008.1, 206p., (新潮新書 ; 246)
ISBN: 新<9784106102462>, 旧<4106102463>
所属テーマ
内容
縄文のストーンサークルも浄土庭園も、はたまた枯山水も京町家の坪庭も、日本の庭にはすべて魂(タマ)すなわちオーラがある。 現代日本人をも魅了してやまない数々の名庭もまた、西洋の庭園とは異なり、ただ美しく快適なだけではない。 それらは時代ごとの理想を体現し、日本人の精神の歴史をもの語る—。 桂離宮や御所をはじめ、有名無名とりまぜた京都の庭めぐりを通じて読み解く「庭の日本文化論」。
目次
1 ストーンサークル—太陽をのぞむ
2 白砂—アマツカミをまつる
3 神泉—神々とあそぶ
4 宝池—極楽浄土をつくる
5 枯山水—仏をおがむ
6 露地—月をみる
7 借景垣—野をいだく
8 回遊路—名所をあるく
9 前栽—祖霊をまねく