伊藤邦武著
筑摩書房, 2016.01, 286p., (ちくま新書 ; 1165)
ISBN: 新<9784480068705>, 旧<4480068708>
一九世紀後半にパースが提唱し、ジェイムズが定義づけたプラグマティズムは、従来の西洋哲学の流れを大きく変えた。二〇世紀半ばにはクワインによって再生されたことで、今やアメリカ哲学の中心的存在となったその思想運動は、いかなる意味で革命的だったのか。プラグマティズム研究の日本における第一人者が、その本当の狙いと可能性を明らかにし、アメリカでの最新研究動向と「これからのプラグマティズム」を日本で初めて紹介。いま最も注目される哲学の全貌を明らかにする。
序章 プラグマティズムとは何か(複数の誕生と再生
ジェイムズの考えた「プラグマティズムの意味」)
第1章 源流のプラグマティズム(パース
ジェイムズ
デューイ)
第2章 少し前のプラグマティズム(クワイン
ローティ
パトナム)
第3章 これからのプラグマティズム(ブランダム
マクベスとティエルスラン
ハークとミサック)