武器としての笑い

飯沢匡著

岩波書店, 1977, ii, 221p., (岩波新書 ; 青版 991)

ISBN: 新<9784004140825>, 旧<400414082X>

内容

古来、日本人はおおらかに笑うことを知っていた。 江戸時代でも、儒教道徳にこり固まっていない庶民は諷刺の精神に富んだ笑いを楽しむすべを知っていた。 しかし、西欧追随、大国志向の明治百年の間に日本人は笑いを忘れる。 本書は、庶民にとって最強の政治的武器である笑いの復権を目ざして、さまざまな場面での笑いの発掘を志す。

目次

1 どこまで続く笑いの不毛

2 ホモ・ルーデンス、文化のこころ

3 笑う日本人

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