望田幸男著
朝日新聞社, 1988, 238p., (朝日選書 ; 367)
ISBN: 新<9784022594679>, 旧<4022594675>
第2次大戦で手を結び、謹勉な国民性で戦後ともに経済大国の道を歩むドイツと日本。 いかにも似ているが、果たしてそうなのか。
1 歴史における国境の条件(ドイツ史における国境の条件;日本史における国境の条件;日本・ドイツの近代化における変革形態の比較)
2 ドイツ帝国と大日本帝国—仕組みと働き(ふたつの帝国を貫く共通の論理;ふたつの軍部独裁;天皇制とヨーロッパの君主制)
3 現在に生きる過去(ナチス戦犯の永久追及と西ドイツの政治風土;ワルトハイム問題を問う視角;西ドイツ・日本における「過去と現在」)
4 なんのためにヨーロッパ史を学ぶか(日本人にとってヨーロッパ史とは;「日本文化=翻訳文化」論を考える;イギリス人のドイツ史研究から学ぶ)