殺人、企業犯罪、汚職...、犯罪はなぜ続発するのか。犯罪の内実と時代の変容。さらには、少年犯罪、ストーカー、インターネット犯罪など現代の犯罪について。
「悪徳商法」だと分かっていてだまされる人はいない。法の網をくぐって手を変え品を変え市民をねらう悪徳商法の手口とは。だまされないためにはどうしたらいいか、だまされたらどうしたらよいのか、など。
少年犯罪の実態と社会の反応について書かれたものをはじめ、少年法による審理・裁判の問題点、被害者、加害者の立場の解説。犯罪と少年の心理や精神について触れたものなどがある。
刑務所に入るとどんな権利が剥奪され、どんな日常生活を送るのか。面会、通信、刑務作業、懲罰などは実際どのように行なわれているか。
日本の司法の問題点とはなにか。日本の「超精密司法」とはなにか。最強の捜査機関東京地検特捜部、検事という秘密のエリート集団について。
世界に逆行する日本の死刑制度存続の理由は何か、死刑制度の問題点、BC級の死刑となった戦犯たちを通して考える太平洋戦争。
日本で起きた冤罪といわれる事件。警察、検察の捜査、鑑定のあり方と冤罪との関係。裁判官が誤審に陥る制度的な問題点はなにか。冤罪事件の被告が自己に不利な自白をしてしまう心理とは。
火事場の死体や病死から殺人事件を発見したり、検案・解剖で死因や死者の身許を確かめる、骨・髪・歯・指紋等「かたち」やDNAによる個人識別の現状など法医学の仕事について。
オウム裁判の迫真の現場から日本人の姿を照らし出す、異色のオウム論、日本人論。なぜオウムは破局的な終末論を求めなくてはならなかったのか。現代の病理「カルト」に立ち向かうためのマニュアル。
精神医学はどこまで人の心の病のメカニズムを解明し、精神医療はどこまでその回復の力となっているのか。精神医学・医療の実情を報告、さらには、社会復帰後や精神病棟での患者の人権をめぐる問題を解説する。