テロ後 : 世界はどう変わったか

藤原帰一編

岩波書店, 2002, ix, 247, 5p., (岩波新書 ; 新赤版 770)

ISBN: 新<9784004307709>, 旧<4004307708>

内容

二〇〇一年九月一一日のアメリカ同時多発テロから、対テロ戦争、そして戦後処理へ。 一連の事件は、これまでの秩序観や世界認識のあり方に強い揺さぶりをかけた。 テロ後にどんな現実が姿を現し、これから世界はどこへ向かおうとしているのか。 いま、私たちが思考すべきこととは何か。 内外の識者たちが様々な角度から行なった思索を集める。

目次

テロと「文明」の政治学—人間としてどう応えるか

これは「戦争」ではない—世界新秩序とその果実

ヤー、アフガーニスターン、ヤー、カーブル、ヤー、カンダハール…—私たちは何者の視点によって世界を見るのか

揺れるアメリカ社会—法の支配と愛国心

俯瞰する帝国—テロ事件後のアメリカ外交をめぐって

グローバル化の別の一面

“聖戦”—情念と理性

境界線の政治を越えて

文明の外的かつ内的な衝突

対テロ戦争について

衝撃の法的位相

アメリカの平和—中心と周辺

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